引用:https://wcseries2025.jp/
2025年10月7日・8日の2日間、東京・有明アリーナにおいてサントリーサンバーズ大阪とシル・スーサ・ヴィム・ペルージャとのエキシビションマッチが行われます。
貴重な対戦カードのみならず、チケットが“100万円”という驚きの価格で販売され、大きな話題となっています
「バレーボールのチケットって、こんなに高いの?」と感じた方も多いでしょう。
実は、今回のケースには世界的スター選手の来日、限られた座席数、そしてファン心理といった複数の要因が絡んでいます。
この記事では、バレーボールのチケット相場から、高額化の背景、そして今後の価格動向まで徹底解説します。
読み終える頃には、あなたも「なぜ100万円でも売れるのか」がスッキリ理解できるはずです。
ペルージャ戦で話題!100万円チケットの衝撃価格
世界的スター集結の一戦で登場した超高額席の実態。席種ごとの価格差と、特典の有無を詳しく紹介します。
サントリーvsペルージャ|実際の販売価格と席種の違い
引用:https://wcseries2025.jp/
席種・体験内容 | 価格(税込) |
---|---|
チームと過ごすプレミアム体験ツアー | ¥1,000,000 |
On The Court Experience | ¥200,000 |
コートサイド Experience | ¥150,000 |
コートエンド Experience | ¥100,000 |
Select Experience ベンチ裏(1列目) | ¥70,000 |
Select Experience ベンチ向かい(1列目) | ¥70,000 |
Select Experience エンド(1列目) | ¥70,000 |
アリーナサイド ベンチ裏 | ¥25,000 |
アリーナサイド ベンチ向かい | ¥25,000 |
アリーナエンド | ¥16,000 |
2Fスタンド サイド | ¥8,500 |
2Fスタンド エンド | ¥8,500 |
3Fスタンド エンド | ¥6,500 |
4Fスタンド サイド | ¥5,500 |
車いす席 | ¥5,000 |
SNSやメディアでの反応
サントvsペルージャ📛のチケット代と
座席表なんだけど、15万円〜20万円
なら普通に安いよなって思うように
なってしまったわ🤭 pic.twitter.com/WGnrRO5vF8— 千秋 丸山隆平🧡&ユーキイシカワ🇮🇹ペルージャ📛行きたい (@nbmzujm32tudeIS) August 8, 2025
Threadsで大勢見かけるんだけど🆚ペルージャの試合チケットも全部が超高額なわけでもなく、一万円以下で座れる席だって準備されてるのに文句ばっかりで、ここぞとばかりにサント叩きする人いっぱいいてほんと無理😓
— ミユ (@birdball202) August 9, 2025
サントリーとペルージャのチケット想像の倍くらいする😭壮行試合1試合諦めるかやな🤔
— ゆ (@yk5_vb) August 8, 2025
ペルージャ戦、チケット100万の印象で色々言われてるけど、一般で買える席は全然安めだと感じたので普通に良心的。
100万の内容に関しては、選手全員から前持った合意をもらえていて、ストレスなく対応できればそれでいいんじゃないかな— なこぴ (@___luv___pipi) August 10, 2025

ペルージャ戦のチケット代に関して、SNSには賛否の声があふれていました。
そもそもバレーボールのチケット相場はいくら?
通常のSVリーグや国際大会のチケットは、一般的に3,000円〜1万円前後が相場です。
良席のアリーナ席でも2万円程度が上限で、100万円という価格は異例と言えます。
例えば、人気カードである全日本代表戦でも、VIP席で5万円前後が多いのが現状。
他スポーツと比較すると、プロ野球の日本シリーズやサッカーの国際親善試合でさえ、最前列の特別席は数万円から十数万円程度です。
つまり、ペルージャ戦の価格は国内スポーツ市場の中でも突出しており、希少価値の高さが際立ちます。
国内リーグ(SVリーグ)や国際大会の価格例
2025-26 大同生命SV.LEAGUE 大阪ブルテオン ホームゲーム
カテゴリー | 含まれる席種例 | 一般価格(税込) |
---|---|---|
プレミア&エキサイティングシート | プレミアシートベンチ裏(特典付)、エキサイティングシート各種 | ¥16,000〜¥24,000 |
ペア・特典付きシート | ペアシート(東・西)、BLTシート | ¥15,000〜¥16,000 |
アリーナ一般席 | ベンチ側S席・A席、ブルテオンシート、ベンチ向かい側、西エンド、ビジター席など | ¥7,500〜¥10,000 |
2階席 | A席・B席・C席(東・西) | ¥5,000〜¥6,000 |
3階席&車いす席 | 前方・後方(一般、高校生、小中学生)、車いす席 | ¥2,400〜¥9,000 |
バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会
引用:https://nationsleague-ticket.com/
席種 | 価格(税込) |
---|---|
VNLエキサイトシート | ¥100,000〜¥190,000 |
カテゴリー | 含まれる席種例 | 価格(税込) |
---|---|---|
特別体験・プレミア席 | プレミアムSサイド(1列目)、Sエンド(1列目)、Aサイド(2列目)、Aエンド(2〜3列目) | ¥30,000〜¥40,000 |
レジェンド&アリーナ上位席 | レジェンドシート、アリーナSベンチ裏、アリーナSサイド | ¥26,500〜¥32,000 |
アリーナ一般席 | アリーナSエンド、アリーナAエンド | ¥18,000〜¥21,000 |
スタンドA席 | サイド・コーナー・エンド(大人/子供) | 大人:¥10,000〜¥13,000 子供:¥5,000〜¥6,500 |
スタンドB席 | サイド・コーナー・エンド(大人/子供) | 大人:¥3,500〜¥9,000 子供:¥2,000〜¥4,500 |
他スポーツとの比較
他のスポーツと比較すると、プロ野球やサッカーのチケット価格は幅広く、一般的な観戦チケットは1,500円から5,000円程度が多いものの、特に人気の試合や最前列のプレミアムシートは数万円になることも珍しくありません。
例えば、プロ野球の日本シリーズやサッカーの国際親善試合のVIP席は10万円を超える場合もあります。
一方で、バスケットボールやテニスの国内大会では、平均5,000円〜1万5,000円程度の価格帯が多く、バレーボールと同様に比較的リーズナブルな観戦環境が整っています。
総じて言えるのは、バレーボールのチケットは他のメジャースポーツと比べてリーズナブルでありながら、観戦体験の質に応じて価格帯が細かく設定されていることです。
今回のペルージャ戦のような高額チケットは、まさに例外中の例外で、特別な体験価値を提供するためのプレミアム価格と言えるでしょう。
高額化の背景① 世界的スター選手の来日効果
スター選手来日で観客増とチケット価格が急上昇する背景を解説します。
引用:https://www.getsuvolley.com/230128_seriea-perugia#google_vignette
ペルージャ所属選手の実績と知名度
ペルージャはイタリアの強豪クラブであり、世界トップクラスの選手が所属していることで知られています。
彼らの来日は、日本のバレーボールファンにとって憧れの舞台であり、チケット価格高騰の大きな要因となっています。
選手名 | 所属クラブ | ポジション | 身長 | 年齢 | 出身国 | 主な実績・特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|
石川祐希 | Sir Safety Perugia | アウトサイドヒッター | 191cm | 29 | 日本 | 日本代表キャプテン。日本のエースとして活躍し、イタリアリーグでも実力を発揮。 |
シモーネ・ジャネッリ | Sir Safety Perugia | セッター | 200cm | 29 | イタリア | イタリア代表の司令塔。オリンピック銀メダリストで、戦術眼と精度の高いトスで攻撃を組み立てる。 |
アグスティン・ロセル | Sir Safety Perugia | ミドルブロッカー | 198cm | 27 | アルゼンチン | アルゼンチン代表キャプテン。東京2020オリンピック銅メダリストで、ブロック力と攻撃力を兼ね備える。 |
スター選手が呼び込む観客動員と価格上昇
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ペルージャ戦で話題となった高額チケット価格の背景には、スター選手の存在が大きく関係しています。世界トップレベルの選手たちが日本の会場に登場することで、普段はバレーボールにあまり関心がない層や海外ファンの注目も集まり、観客動員数が飛躍的に増加します。
上に挙げたようなスター選手の参戦により、試合のチケット需要は急増し、プレミアム席や特別席の価格も自然と上昇します。
ファンはただ観戦するだけでなく、スター選手のパフォーマンスを間近で感じられる貴重な機会として、高額でも購入意欲が高まるのです。
さらに、メディア露出やSNSでの話題化が加速し、試合の注目度がさらに増すことで、スポンサー収入や関連グッズの売上も拡大。こうした経済効果はチームや大会運営にとって大きなプラスとなり、結果的にチケット価格の高騰を後押ししています。
一方で、価格の高騰はファンの裾野を狭めるリスクもあるため、今後は多様な層が楽しめる料金設定や観戦環境の工夫も求められています。
とはいえ、スター選手の呼び込み効果は、バレーボールの魅力発信と競技の発展に欠かせない重要な要素となっています。
高額化の背景② 会場規模・座席数・希少性
バレーボールのチケット価格が高騰する背景には、会場規模と座席数、そして希少性の問題があります。
アリーナの収容人数と需要バランス
引用:https://spopita.jp/tokyo18/ariakearena/
多くの国際親善試合やプレシーズンマッチは、1万人以上収容できる大規模スタジアムではなく、5,000〜7,000人規模のアリーナで開催されることが多いのが現状です。
ペルージャ戦のような世界的スター選手が出場する試合では、全国からファンが殺到するため、需要が供給を大きく上回ります。
特にコートサイドやVIP席など、選手との距離が近い良席は数百席しかなく、販売開始と同時に即完売。
これらは単なる観戦席ではなく「特別な体験」のチケットと捉えられ、価格は数倍に跳ね上がります。
また、日本国内ではバレーボール国際戦の開催回数が限られているため、一度逃すと次は数年後というケースも多く、ファンの「今行くしかない」という心理がさらに希少価値を高めます。
結果として、席数の少なさと需要過多が価格高騰の大きな要因となっているのです。
VIP席や特典付き席の価値
VIP席や特典付き席は、単なる「良い場所から観戦できる席」以上の価値を持っています。
コートサイド最前列や選手ベンチ近くなど、試合中の息遣いやボールの迫力を間近で体感できる位置は、臨場感が圧倒的。
さらに、記念グッズ、限定ユニフォーム、サイン入りボール、試合後の写真撮影や握手会といった交流イベントが付く場合もあり、ファンにとっては一生に一度の特別な思い出になります。
海外のトップクラブや代表チームとの試合では、このような特典の希少性が高く、他では手に入らない体験として高額設定でも完売することが珍しくありません。
また、企業の接待やスポンサー向けに利用されるケースも多く、ビジネスシーンでの価値も加わります。こうしたVIP席は単に「席を買う」のではなく、「非日常の体験を購入する」という位置づけであり、その体験価値が価格の高さを正当化しているのです。
高額化の背景③ VIP戦略
近年のスポーツ興行では、チケット販売戦略として「VIP戦略」が重視されています。
これは、全体の座席数の中で最も見やすく特典価値の高い席を限定的に設定し、高額で販売する手法です。
単なる観戦席ではなく、選手との距離感や試合後の交流イベント、限定グッズ、専用ラウンジや飲食サービスなど、付加価値を組み合わせることで「体験型商品」として販売します。
バレーボールにおいても、海外のプロリーグやNBA、F1などの手法を参考にしたVIPパッケージが増加。企業スポンサーや富裕層をターゲットにすることで、観客動員数が限られる屋内競技でも興行収益を最大化できます。また、VIP戦略はSNS映えや話題性を生みやすく、「あの席に座りたい」という憧れをファン層全体に広げる効果もあります。
その結果、一般席の販売にもプラスの波及が生まれ、全体の売上を押し上げる仕組みとなっています。
こうしたVIP戦略は今後もさらに進化し、高額席のプレミア化が進むと予想されます。

こちらの動画を見るとVIP戦略について良く分かりますよ。
高額チケットでも売れる理由と今後の見通し
ファン心理とプレミア感
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高額チケットが売れる背景には、ファン心理と「プレミア感」の存在があります。
まず、バレーボールは世界的スター選手が来日する機会が限られており、その瞬間に立ち会えるチャンスは極めて貴重です。
「今しか見られない」という希少性が、価格よりも体験を優先する購買行動を生みます。
さらに、VIP席や特典付き席のような限定枠は、所有そのものがステータスとなり、SNSでの共有によって「特別感」が強化されます。
加えて、推し選手との距離の近さや、直接応援できる満足感は、ファンにとって金額以上の価値を感じさせます。
今後も国際大会や親善試合で同様の高額チケットは一定数販売されると予想され、人気カードでは即完売が続くでしょう。
一方で、価格高騰が続けば一般席との二極化が進み、観戦の敷居が上がる懸念もあります。それでも「プレミアな体験」を求める層は確実に存在し、この需要が高額チケット市場を支え続けると考えられます。
将来の価格動向と観戦の狙い目
将来のバレーボール観戦チケット価格は、国際的なスター選手の来日頻度や大会規模によって大きく左右されると考えられます。
海外トップクラブや代表チームとの試合は今後も高額化が進む可能性が高く、特にコートサイドやVIP席は10万円以上が珍しくない水準になるかもしれません。
一方で、国内リーグの通常試合や予選ラウンドなどでは比較的リーズナブルな価格設定が維持され、早割や平日開催の試合を狙えば、良席をお得に確保できるチャンスもあります。
また、新設アリーナや大型会場での開催時は座席数が増えるため、価格がやや抑えられる傾向も期待できます。
今後はSNSや公式アプリでのチケット先行販売、抽選申込が一般化し、「発売日を逃さない」情報収集力が観戦の成否を分ける時代になるでしょう。
高額化は避けられない流れですが、開催時期や会場規模、販売スケジュールを把握することで、予算に合わせた賢い観戦計画が可能です。
ペルージャ戦は100万円!バレーボールのチケットが高いのはなぜ?まとめ
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/0277e3e17cd51f0f341ad6e8084a28f10eee13b0
この記事では、バレーボールのチケット相場から、高額化の背景、そして今後の価格動向まで徹底解説しました。
ペルージャ戦に象徴されるバレーボールチケット高騰の背景には、世界的スター選手の集客力、限られた会場規模と席数、そしてVIP席戦略によるプレミア感があります。
価格上昇は今後も続く見通しですが、試合選びや販売スケジュールの把握で、予算に合わせた観戦も可能です。
特別な体験を求める層と、手頃な観戦機会を狙う層の二極化が進む中、賢いチケット選びが重要です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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